自己推薦書の書き方と例文
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自己推薦書の書き方
企業は、求人するに当たって理想とする社員像を想定しているものです。その社員像に合致する人材を採用したいと願っています。自己推薦書は、新卒・中途採用のいずれの場合も、応募者がそのような人材か否かを判断するための材料です。従って、自己推薦書を書くときは、志望企業の求める社員像を把握し、自己の特性の中からそれにふさわしい面を集中的にアピールすべきです。
知識・経験、能力・資質、主義・思想など、社員に求められるものは企業によってさまざまでしょうが、多くの企業は自社サイトの求人情報ページで求める社員像を公表しています。その説明を読み、それにふさわしい自分の適性を見出してください。また、大学のゼミや研究室の先生に学生の紹介を依頼している企業の場合は、担当教員と相談してその企業の求める社員像を理解しましょう。その上で、志望企業の求める社員像にふさわしい自分の長所を自己推薦書でアピールしてください。
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自己推薦書の例文
自己推薦書
東都大学 人文学部比較文化学科 4年
重枝大樹
私は、宗教と国民性との関係に関心があり、大学生となってからこれまでにベトナム、タイ、ミャンマーの3国を旅行しました。これら3国はいずれも上座部仏教の国ですが、神道と大乗仏教が習合した特異な仏教国の日本と比較し、宗教が国民性の形成に与えた影響について知ることが目的でした。
3国への旅は、2年生の夏期休暇にまずベトナムを訪れました。ベトナムは社会主義国ですが、国民の約半数が仏教徒です。ただし、新旧のキリスト教も含めて有力な宗教が複数あり、宗教的には混沌としているように感じました。続いてタイに渡り、有名な寺院を数多く見て回りました。国民の95パーセント以上が仏教徒であり、しかも敬虔な信徒が多く、仏教が生活に深く根付いている印象を受けました。そして翌年、3年生の夏期休暇にミャンマーを訪ねましたが、ここも敬虔な仏教徒の国でした。仏教が国民性や生活様式に対してタイよりも深く影響を与えていると感じました。
この真夏の東南アジアの旅は想像以上にきついものでした。しかし、宗教と国民性の関係を探るという目的のほかに、現地の人たちとの英語による交流の中で、都鄙の生活水準の格差を目の当たりにし、庶民の生活意識などを肌で知ることが出来ました。
私は、この得難い知見と貴重な体験を活かし、日本と東南アジア諸国との通商や文化交流に寄与できる仕事がしたいと思います。そのために、現在、改めて英会話スクールに通っています。3国の旅行ではどこでも英語が通じましたが、より高度なコミュニケーションのためにはさらに英語力が必要と感じました。将来的には、現地の言葉も話せるようになりたいと思っています。
貴社はすでに東南アジア市場に進出し、さらに積極的な事業展開を図っていらっしゃると拝察いたします。私は、経済・文化の両面で事業展開に貢献できる社員となれるよう努力を惜しまない覚悟です。何卒よろしくお願いいたします。
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