感謝の言葉の例文 10パターン
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「ありがとうございます」
例文) お忙しい中をこのように多くの方々にお集まりいただき、誠にありがとうございます。
もっとも代表的な感謝の言葉です。会話の中でも普通に使われますが、改まったスピーチや文書中でも使えます。
「御礼申し上げます」
例文) 日頃より格別なるご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
改まった感謝の言葉のもっとも代表的な定型句です。改まった挨拶や謝辞などでは口頭でも使われますが、通常は文書中で使用します。「御礼」は「おんれい」と読み、「お礼」と言うときには、一般に「お礼を申し上げます」とします。
「感謝いたします」 と 「感謝申し上げます」
例文) 先日は司会の代役を務めていただき助かりました。心より感謝いたします。
例文) この度は弊社工場の移転につき多大なるご支援を賜り、衷心より感謝申し上げます。
一般的な感謝の言葉であり、「感謝申し上げます」の方がより丁寧な言葉遣いになります。また、どちらも、文書中で感謝の常套句である「ありがとうございます」や「御礼申し上げます」を直前で使用している場合、重複して使いたくないときに代用する同義語として使えます。
「深謝申し上げます」
例文) このたびの身に余るご配慮の数々に深謝申し上げます。
「深謝」は、心からの感謝のことです。「感謝」よりも強い謝意の表明になります。
「拝謝申し上げます」
例文) 過分なるご配慮を賜りましたこと誠にかたじけなく、衷心より拝謝申し上げます。
「拝謝」は、拝礼して感謝の辞を申し上げるという意味で、うやうやしく申し上げるニュアンスになります。目上の人への手紙で「敬具」・「敬白」と同じ末尾の挨拶の言葉として使われたりもしますが、身分制社会の言葉遣いの名残りであり、文中で使用する場合は注意が必要です。ふさわしくない相手や内容の文書中で使用すると、大袈裟あるいは滑稽な言葉遣いになります。
「お礼の言葉もございません」 と 「お礼の申し上げようもございません」
例文) 打ち上げの手配までしていただきまして、お礼の言葉もございません。
例文) ご多忙の折、至れり尽くせりのおもてなしにお礼の申し上げようもございません。
申し上げるべき言葉も思いつかないほど感謝しているという意味です。どちらも丁寧な言葉遣いの会話や丁寧な書簡文で使う言葉ですが、「申し上げようも」とした方がより丁寧な改まった言葉遣いになります。
「恐悦至極に存じます」
例文) このたびはサリバン賞受賞という望外の吉報に接し、恐悦至極に存じます。
「恐悦」は、相手の過分な好意やもてなしに対して喜びの気持ちを表す言葉です。「もったいない」、「恐れ多い」というニュアンスが含まれています。「至極」は、「この上ない」という最上級の意味です。本来は「恐悦に存じます」だけでも良いのですが、現在では文書中で無上の喜びを表す言葉としてしか使用されませんので、「恐悦至極」という四字熟語が定型句になっています。
「謝意を表します」
例文) 長年のご尽力に対し、ここに社員一同を代表して謝意を表します。
「謝意」は、謝罪の気持ちの意味もありますが、ここでは感謝の気持ちのことです。「謝意を表する」は漢文の書き下し文の読みであり、会話ではけっして使わない硬い言葉遣いです。現在では、感謝状や硬いスピーチなどでしか使用しません。
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