始末書の書き方と例文 (社則違反)

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始末書の書き方と例文 (社則違反)

 社則違反に関する始末書の書き方

本文は、自己の社則違反を認めて謝罪することから書き始めます。まず自己の違反行為を簡潔に述べ、それに対する謝罪の言葉を明記します。

次に、違反行為の具体的な内容を端的に説明します。その際、会社や関係者に被害や迷惑が及んだ場合は、そのことも忘れずに明記します。ただし、顛末書や事故報告書のように詳細に書く必要はありません。

続いて、違反行為について自己の行動面に改善すべき点があれば、改善の意志を述べます。

最後に、反省の気持ち今後は規則に従って同じ違反行為を繰り返さないことを誓い、重ねて謝罪の言葉を述べて結びます。

なお、以上の内容は、社則に明記されていない違法行為・反社会的行為や迷惑行為・マナー違反などの不行状に関して書く場合も同様です。また、本文は段落付きの一連の謝罪文としてまとめましょう。始末書は基本的に組織の代表者に宛てて書く詫び状ですので、小見出し付きの報告書のような体裁はふさわしくありません。

 社則違反に関する始末書の例文

出社時間が遅く遅刻が多い場合

2016年4月1日 

第3営業局局長 松本鞠子様

始末書 

  私は遅刻が多いことを反省し、ここに始末書を提出してお詫び致します。
  今年に入ってから、私は朝の通勤電車に乗る時間が遅くなり、始業時間の数分前に会社に到着することが通常となりました。そのため、電車のダイヤが多少乱れただけでも始業時間に間に合わなくなり、頻繁に遅刻するようになりました。
  これはひとえに私の怠慢であり、弁解の余地はありません。今は職場の秩序に悪影響を与えていたことを悟り、皆様に対して申し訳ない気持ちでいっぱいです。
  そこで、新年度を迎えて新入社員が配属されるのを機に、新人たちの悪い手本とならないためにも、怠惰になった気持ちを引き締めて生活のリズムを立て直そうと決心いたしました。今後は出社時間に十分余裕を持たせて、職場の皆さんにご迷惑をお掛けしないよう心掛けます。
  これまで出社時間が遅かったことを何卒お許しください。重ねて心よりお詫び申し上げます。

第3営業局 鈴木球児 
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