お詫び・謝罪の例文（事故発生）
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自社が起こした事故により、取引先やそのお客様へご迷惑をおかけすることがあります。事故の場合は対面での謝罪は必須です。遠隔地であったとしても出向いてお詫びをすることが重要な対処でしょう。また、事故の場合はそれにとどまらず、改めて正式な謝罪文が必要です。事故の事実を文字にしてお送りすることで、自社の責任を重く受け止めているという誠意を伝えることができます。また、取引先のお客様や近隣の方へご迷惑をおかけすることであれば、自社が送付した謝罪文をご覧頂き、気持ちを納めていただくことにも繋がるでしょう。
事故発生の謝罪文
ここでは、自社工場より有害物質が流出した事故を例に上げて謝罪文の例をご紹介します。有害物質の流出は、取引先だけでなく近隣住民の方々へもご迷惑とご心配をおかけする重大事案です。自社代表取締役名で正式文書として送付するようにしましょう。
株式会社鈴木商事
代表取締役社長 鈴木次郎様
拝啓、貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。
このたびは、弊社山田工場より流出した排水に有害物質が含まれていた事件により、近隣の住民及び関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけした件、誠に遺憾に存じ上げ、ここに深くお詫び申し上げます。
弊社では、日頃より工場の排水処理には充分に注意を払っておりましたため、今回の流出事故は予想外のことと戸惑っております。現在原因を調査中ですが、解明されました暁にはいち早く皆様にお知らせし、早急に事故再発の対策を講じて参る所存でございます。
なお、現時点では自社工場内にて有害物質を確認できておらず、工場内にて作業をする社員の中にも体調不良などを訴える者はおりませんので、ご安心いただければと存じます。
二度とこのような事故が起きることのないよう、安全管理に努めて参りますので、今後とも何卒ご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
取り急ぎ、書中をもちましてお詫び申し上げます。
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今回の例のように、規模の大きな事故の場合は「予想外のことと戸惑っております」などとすることで、自社の驚きを伝えるとともに「このようなことが起きるはずのない対処を日頃からしている」ということをほのめかすことができます。また、現状では自社内に問題は見つかっていない、体調不良を訴える者もいないという部分では、取引先に「今後の対処についても正常に機能している」ということを伝えて安心してもらうことが目的です。
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