ご愁傷様 の例文10パターン (意味と類語)
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「ご愁傷様」の意味
「愁傷」(しゅうしょう)の「愁」は、古語で「うれえ」と読みます。「うれえ」は憂いや憂えるの元になった言葉ですが、原義(おおもとの意味)は人の死です。そこから、人の死後、親族が屋内で謹慎する喪(も)の習慣のことも意味するようになりました。「傷」の古い読みは「きず」ではなくて「いたみ」であり、「いたみ」の原義的な意味は心の痛み=悲しみです。つまり、「愁傷」とは「人の死の悲しみ」という意味です。
「愁傷」は国語の品詞としては形容動詞に分類され、その前後に「御」と「様」を付けた「ご愁傷様」は、親族の死を悲しむ人への同情や慰めの気持ちを表す尊敬語です。このような形容動詞の語幹または動詞の連用形に「御~様」が付いた慰めの尊敬語としては、他にも「お疲れ様」、「ご苦労様」、「おあいにく様」、「ご馳走様」(馳走は人の世話をするために駆け回る意味)などがありますが、「ご愁傷様」は人の死に際して遺族に掛ける慰めの言葉ですから、弔問のときとお悔やみ状の中でしか用いません。
なお、親しい友人などが失敗したときや不運な出来事で落胆しているときに、慰めやからかいの言葉として「ご愁傷様」と言うことがあります。ビジネス上の手紙やメールでそのような言葉遣いをするのは、もちろん不謹慎で失礼なことです。
「ご愁傷様」の例文
例文) この度はご愁傷様でございます。ご尊父様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。
「悔やむ」は、人の死を悲しんで弔う(霊を慰める)ことです。
「悼む」は、人の死を嘆き悲しむことです。
例文) この度はご愁傷様でございました。ご母堂様のご逝去を悼み、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
「冥福」は、死後の幸福のことです。
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「ご愁傷様」の類語の例文
例文) この度は誠にお気の毒様でございます。ご令室様のご逝去を悼み、心からお悔やみ申し上げます。
例文) ご主人様のご逝去を悼み、謹んで哀悼の意を表します。
例文) 佐々木部長様の突然の訃報に接し、謹んで哀悼の辞を表します。
「哀悼」は、人の死を悲しみ心が痛むことです。
例文) 突然の悲しいお知らせに接し、哀惜の念に堪えません。
「哀惜」は、人の死を悲しみ惜しむことです。
例文) 社長様のにわかのご逝去は、誠に痛恨の極みでございます。
「にわか」は、突然であることを意味します。
「痛恨」は、大変に残念という意味です。
例文) ご遺族の方々のお悲しみはいかばかりかとお察し申し上げます。
例文) ご家族のご傷心はいかばかりかとお察し申し上げます。
例文) 社員の皆様のご無念はいかばかりかと拝察申し上げます。
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