略儀ながら の例文10パターン (意味と類語)
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「略儀ながら」の意味
地位、時、場所によって礼儀にかなった作法のことを儀礼と言います。その本来行うべき儀礼に則らず、一部を省略して行う場合を、略式の儀礼という意味で「略儀」と言います。また、「ながら」は体言・用言のどちらにも付き、「~ではあるが」、「~にもかかわらず」という意味になります。従って、「略儀ながら」は、「略式の作法ではありますが」という意味です。
書簡文では「略儀ながら」がよく用いられます。挨拶状、見舞状、詫び状などでは、本来の礼儀作法として先方を直接訪ねて挨拶や謝罪をすべきところ、とりあえず書状でその気持ちを伝える場合に、末文で「略儀ながら書中お見舞い申し上げます」のように使用されます。このような書簡文における「略儀ながら」の使い方は、従来より公私を問わず手紙やはがきでよく行われています。また、現在ではメールにおいても同様です。
「略儀ながら」の例文
例文) 略儀ながら、書中をもってご挨拶申し上げます。
例文) 略儀ながら、メールにてご挨拶申し上げます。
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「略儀ながら」の類語の例文
「失礼」、「無礼」、「非礼」、「無作法」、「不躾」(ぶしつけ)はいずれも礼儀に欠けていることであり、「略儀ながら」の類語表現に使用できます。
例文) 失礼ながら、書中をもって御礼申し上げます。
例文) 失礼とは存じますが、まずはメールにて御礼申し上げます。
例文) 本来ならお目に掛かって申し上げるべきところ、取り急ぎメールにて失礼致します。
例文) 書中にて御礼申し上げる無礼の段、何卒ご容赦ください。
例文) 非礼とは存じますが、まずは書中お祝い申し上げます。
例文) 無作法とは存じますが、書中をもってお祝い申し上げます。
例文) 不躾ながら、まずは書中にて御礼申し上げます。
例文) 不躾とは存じますが、取り急ぎメールにてお詫び申し上げます。
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