お願いします の例文10パターン (意味と類語)
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「お願いします」は、相手に依頼・要求事項を伝えるときや、願望の気持ちを表明するときのもっとも一般的な言葉ですが、状況によって以下のようにさまざまな類似表現が使われます。
「よろしくお願いします」 「よろしくお願い致します」 「よろしくお願い申し上げます」
「お願いします」は敬意の弱い敬語であるため、目上の人などに対する文書上では、敬意や丁寧な語感を補強するために副詞「よろしく」(良いように、ほど好くの意)を付けることが習慣になっています。また、硬い文章や丁重な言葉遣いのときには、「します」を「致します」や「申し上げます」とします。
例文) 今月の月例報告です。よろしくお願いします。
例文) 来期も業績が順調に推移しますよう、よろしくお願い致します。
例文) 今後とも倍旧のご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
「願い上げます」
「願い上げます」は「お願い申し上げます」の同義語ですが、より古風で形式張った印象を受けます。現代では、そのような形式的な文言である書簡の結びの挨拶などで用いられています。
例文) 乱文乱筆の段、お許しのほど願い上げます。
「お頼み致します」 「お頼み申し上げます」
「お頼みします」と書いただけでも十分にへりくだった謙譲表現です。しかし、実際にこの古風な文言が使用できるケースでは、より丁重な「致します」や「申し上げます」を添えた言い回しが適しています。
例文) ご無理なお願いであることは重々承知致しておりますが、何卒ご容赦頂けますよう伏してお頼み申し上げます。
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「望みます」
「望みます」は丁寧な言葉遣いですが、敬意が弱く、対等の立場や目下の相手に対して使います。
例文) このような不祥事を再発させないために、適切な対策を講じられるよう望みます。
「希望いたします」
「希望します」では敬意が弱いため、一般に謙譲語「致します」を付けて使用します。
例文) 高齢の両親と同居しなければなりませんので、現住所からの通勤圏における勤務を希望いたします。
「切望いたします」
「切望」は、切に(=ひたすら)希望することです。
例文) 経営危機に直面した弊社が今も健在でありますのは、ひとえに貴社の一方ならぬお引き立ての賜物と社員一同深く感謝致しております。今後とも変わらぬご指導、ご鞭撻のほど心より切望致します。
「要望いたします」
「要望」は、物事の実現を強く願い、相手に求めることです。
例文) 私たち組合員一同は、社長のご留任を強く要望いたします。
「念願致しております」
「念願」は、長い間ひたすら心に持ち続けてきた願い事のことです。
例文) 当社は、長年にわたり、奇をてらうことなく丁寧に上質な商品を開発する地道な経営努力を重ねて参りました。これからも皆様のその努力が実り、業界トップシェアの商品が着実に増えていきますよう念願致しております。
「期待致しております」
「期待」は、願い事の実現を心待ちにしている状態のことです。
例文) 今回のプロジェクトで、諸君の判断の正しさが実証されました。今後とも既存の概念にとらわれない革新的な研究成果を達成されますよう期待致しております。
「願わしいと存じます」 「願わしく存じます」
「願わしい」は、望ましいという意味の形容詞です。謙譲語「存ずる」を付けることで、願望の謙譲表現になります。
例文) 会長にご出席いただくことこそ、全社の団結を図る上でもっとも願わしいと存じます。
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