お申し付け の例文10パターン (意味と類語)

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お申し付け の例文10パターン (意味と類語)

「お申し付け」の意味と使い方

申付お申し付けは、動詞「申し付ける」の連用形「申し付け」に、尊敬の接頭語「御」が付いた敬語表現です。「申し付ける」は、「言う」の謙譲語「申す」に、人に「伝える」・「任せる」などの意味を持つ「付ける」が接続した複合動詞であり、目下の者に命じる意味の「言い付ける」の謙譲語です。それに「御」を冠していますので、敬意の強い敬語表現です。ただし、謙譲語は自らを卑下することで相手側に敬意を示す敬語ですから、自分が言い付ける場合には使いません。目上の人から命令・指示・依頼などを受けることについて用います。

お申し付けは動詞の連用形であるため、「お申し付けください」のように他の動詞を後ろに接続させる使い方がもっとも一般的です。しかし、「お申し付けを承りました」や「お申し付けの通りに致します」といった形で、名詞や代名詞のように格助詞「を」・「に」・「の」などを付ける使い方もあります。

お申し付けの例文

ご希望のお品は、すべてお部屋の方に揃えておきました。ほかにご入用のものがございましたら、何なりとフロントまでお申し付けください。

昨日は、お申し付けくだされば当方よりお伺いしましたのに、わざわざお越しくださいまして恐縮いたしました。

2階会議室の受付窓口が変更になりました。1階ロビー・サービスカウンターにてお申し付け願います。

お申し付けの件につき二三お尋ねしたいことがございますので、ご多忙とは存じますがメールを差し上げました。なにとぞ悪しからず。

この度のことは、会長直々に名指しでお申し付けを承りました。身に余る光栄と存じます。

お申し付けの類語の例文

ご連絡が遅くなりましたが、開催日時・会場・アトラクションのいずれも、仰せの通りに取り計らいました。
(※「仰せ」は、「言う」の尊敬語「仰す」の連用形。)

諸事繁忙の折、さぞお困りのことと存じます。私に出来ることがありましたらご遠慮なく仰せ付けください。
(※「仰せ付け」は、「言い付ける」の尊敬語「仰せ付ける」の連用形。)

近藤様からお話を仰せ付かっております。ご指示のほどよろしくお願い致します。
(※「仰せ付かって」は、目上の人から言い付けを受ける意味の「仰せ付かる」の連用形「仰せ付かり」の促音便に接続助詞「て」が付いたもの。)

「申し付かって」という言い方は間違いです。

加藤様には幾度となく急場を救って頂きました。ぜひお役に立ちたいと存じますので、何なりとお指図ください。

私は、部長がお命じになるまま売り注文を出しました。無事に売り抜けることができたのは、すべて部長のお蔭です。
(※「命じ」は「命じる」の連用形。)

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